厚生労働省の資料によりますと、1歳以上の子どもたちの死因は、「不慮の事故」が上位を占めています。
子どもは、年齢によってその生活環境が大きく変化していきます。
乳児期や幼児期では、基本的に一人で行動することはあまりなく、保護者と行動することがほとんどですので、例えば、交通事故に遭遇する可能性は低いかもしれません。
しかし、学童期になると、子どもたちの行動範囲は一気に拡大し、自転車に乗って友達と遊びに行くなんてことも増えるようになります。
アメリカでは、救急隊が扱う症例の約10%は小児であり、その約50%が外傷関連であったとの報告もあります。
つまり、救急や小児医療に携わる全ての医療従事者にとって「小児外傷」とは切っても切れない関係になっています。
そこでアセスメントに大きく役立つのは「PEARS」なのです。
「外傷でPEARS?」
と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実はPEARS UPDATE DVDには、「Trauma」つまり、外傷のチャプターも存在しています。
小児外傷であれ、内因性であれ、小児のアセスメント方法や診るポイントは全く同じなのです。
それに少し加えるとするならば、外傷に特化した総論や、外傷ならではの処置方法(詳しくはまた別記事で)を知ることで、外傷を負った患児に対応できるようになります。
Child Future 熊本は、重症の子どもたちをたくさん診てきた小児救急看護認定看護師が運営しており、現場経験豊富な救急救命士インストラクターもコースに参加します。
また、当会で受講された方には、外傷を含んだフォローセミナーや資料の提供も予定しています。
Child Future熊本が開催するAHA-PEARSコースwithシミュレーションをよろしくお願いします。
<募集中のコース>